2011/1/30

高中ST ネック作業

  まずはナット部分の加工です。

 Fender のローラーナットです。

 画像のナットの中に見えるボールの頂点が

 0フレットになります。

 それに合わせて溝を拡大します。

 ちょうどナットのケツを合わせるとボールが

 0フレットの位置に来ます。

 なのでネックエンド方面を加工しました。

 巾も良い感じですね。
 高さはまずはいい加減で行きます。

 このネックのナット溝はRが付いていたので

 端側の切れ込みに合わせて平面にしています。

 弦の代わりに定規をあてがってみました。

 ま、良いんじゃないでしょうか(汗!

 後でフレットやネックの調整をするので

 その時にきっちりと調整する予定です。

 さ、これはポジションを外す作業です。

 まずはポジションより一回り小さなドリルでもみます。

 で、残ったポジションの外周を半田ごてで

 熱して外しました。

 総てのポジションを外しました。

 ついでに各フレットにマスキングします。

 ポジションの跡をエポキシで埋めました。

 マスキングは作業中にフレットに傷が付くのを

 防ぐ為にやってます。

 では、インレイの形を書き込みます。
 ドレメルで掘ったり彫刻刀で掘ったり・・
 どんな感じか時々はめ込んで確認です。

 良い感じですね。

 では、どんどん行きましょう!
 これで全部嵌りました。

 中々カッコイイですね〜。

 確認後、ポジションを総て外します。 

 で、エポキシにローズの色を混ぜて

 嵌め込みました。

 このまま1日放置です。

 次の日です。

 平ヤスリでガシガシやります。

 ペーパーより指板に傷が付かないので

 最近はコレばかりです。

 うん、良い感じになりました。
 で、削った時に時々空気穴が出てきます。

 これは再度エポキシで穴を埋めています。

 総てヤスリで綺麗にします。
 はい、ポジション作業は終了です。

 細かな磨きはフレット磨きの時に一緒にします。

 これはオーナー様の希望の形、厚さに

 ネックを削ってます。

 まずは厚みの調整です。

 指定の厚みまで頂点部分を削りました。

 後は平らになった頂点を再度復元しながら

 グリップを削っていきます。

 綺麗に磨いて完了です。
 ではフレット処理に入りましょう。

 これは端を削って丸めてます。

 指板のローズの端も全体にテーパーを付けて

 磨きました。

 こうするとさわりが凄く良く運指のストレスも少ないです。

 良くあるスキャロップよりも見た目も上品ですね。

 フレットも磨き、指板も磨きました。
 おっと、ペグは今回ウィルキンソンを使用。

 通常の9ミリを10ミリに拡大しましょう。

 ほい、完了。

 この後、オーナー様に送ってグリップその他を

 確認して頂きます。

 今回はここまで〜〜〜〜。

   

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